仕事: 2014年3月アーカイブ
キッチンとダイニングの関係は、時代、様式、規模などによりさまざまに変化します。
変化はしますが、お互い切っても切れない関係であるのは周知の事実。
とはいえ、かつてはダイニングと一線を画して裏方に徹していたキッチンも、ここにきて意気投合しているオープン型、仲が良すぎて一緒になったアイランド型など、新しい関係を見せ始めています。
両者の関係は、キッチンを料理の為の専用スペースととらえるか、食事にかかわる家族全員の共有スペースととらえるかで、変わってきます。
それを具体化するのが、キッチンとダイニングの配置計画。
現在はもちろん、将来の家族の在り方も左右する、大切な設計テーマの一つです。
また家族が積極的に料理に参加するなら、左右両側からキッチンに入れるダブルアクセスが有効になります。
配膳台や作業スペースは減りますが、それを差し引いてもキッチンとダイニングが連続するプランは魅力的ですよね。
キッチンへのダブルアクセスといっても、その方法は様々ですが・・・。
冷蔵庫の位置もとても大切ですね。
キッチンとダイニングの関係は、見た目の格好良さよりも、人の動きを優先して考えなけれがいけないんですね。
ベッドは家具の一つですので、部屋の中の好きな場所に、好きなように置いても良さそうなものですが、現実にそういうわけにもいきません。
ベッドの位置によって、まず窓の位置が変わりますし、コンセントの位置も変わります。
たとえばダブルベッドを壁際に置いてしまうと、一人が先に寝てしまうと、パートナーは毎晩枕めがけて、ダイブしなければいけませんよね(笑)
ベッドに横たわるには、サイドから滑りこむのが原則。
ダブルベッドは両サイドから、ツインベッドはセンターから。
ベッドの周りの滑り込めるスペースとして、少なくとも450㎜は欲しいですね。
ベッドサイズの目安として、長さは2050㎜。
幅はシングルで1050㎜、セミダブルで1250㎜、ダブルで1450㎜、クイーンで1650㎜、
キングで1850㎜と、200㎜ピッチで増えていきます。
後は出入り口のドアやクロゼットの扉は、しっかり計算に入れておくことですね。
ベッドルームの設計ではベットのサイズだけではなく、その位置やサイドスペースも検討しておく必要があります。