ワールドカップアルペンスキー湯沢苗場大会。
参戦した日本人選手たちは、出来る限りの準備をして、レースに臨んだと思います。
しかしそれまでの環境は、日本のアルペンスキーファンの声援に応えることの出来るだけの、十分な環境だったんだろうか?
ほとんどの選手はSAJからのサポートが全くない状態でトレーニングを重ね、やっとの思いでこのレースの出場権利を得たようです。
そんな劣悪な環境の中で頑張っていた選手たちは、本当にカッコ良かった!
しかもこの大会に参加する最終メンバーが決まったのは、1月の末ですよ。(全ての選手ではないと思いますけど)
このわずかな期間で、W杯という最高峰のレースに、どうやってアジャスト出来ます?
そんな環境しか準備できなかったトップのコメントにもガッカリです。
この惨敗で非難されるのは選手だけなの?
最高のマネジメントをして、奇跡的なバーンを造り、2日間で1万人近いファンを集客して大会は大成功!
でもそれは主催者側や関係者から見た世界観。
確かに世界最高峰の選手たちの滑りには心から感動しましたが、ファンの立場からみたら、日本人選手の活躍無しには成功とは言えないんじゃないかな?
SAJホームページには、アルペンナショナルチームへの寄付のお願いとあります。
こんな上から目線のお願いで、誰が寄付してくれると思います?
もし私が責任者であれば、選手の強化資金を集めるのに、この2日間にもフォーカスするけどな〜。
だってそこには、1万人もの熱烈なアルペンスキーファンがいるんですよ。
まともなグッツは販売していないし、お祭りみたいな出店だけでしたからね。
レース以外にもたくさんの仕掛けをして、ファンに喜んでいただいて、その利益を選手の強化に使うくらいの知恵を出せないのでしょうか?
役員の皆さんは先頭に立って、死に物狂いで、選手の強化資金を集める努力をするべきですね。
例えば意を決して、オフィシャルスポンサーをスバルだけではなく、世界のトヨタにもトライしてみるとか!
強化の問題点を洗い出すのもいいけど、組織も変化しなければ、ますます空洞化は進むと思います。
まぁ後は、世界のSイチロー教授に任せることにしましょう。
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