昨日は大好きだった甥っ子、貴大の命日。
4年前の12月18日妹から連絡があり、貴大が体育の授業中に突然倒れてしまい、意識不明になったという。
急いで父母と貴大が運ばれた室蘭新日鉄病院に向かった。
ICU室では医師達が懸命の治療を続けていたが、非常に厳しい状況だった。
当時中学3年生、まだ15歳。
優秀な子で、成績は常に学年トップで生徒会長も務めていた。
所属していた陸上部では、全道大会で入賞もしていた。
その日は推薦入学の試験を受けた、室蘭栄高校理数科の発表の日だった。
おそらく前の日に不安で眠れなく、体調が良くなかったんだと思う。
夕方学校から連絡があり、貴大は合格した。
みんなでおめでとうと、何度も声をかけるのだが、もう意識もなくどうしようもない状態だった。
でもその時、貴大の目から一粒だけ涙が流れたのを、今でも鮮明に覚えている。
本人が一番悔しかったんだろうな。
今年高校1年生になった弟の友大は、当時はまだ6年生。
「お兄ちゃんの代わりに僕が死んだ方が良かった。」そう言って泣きじゃくっていた。
私は気丈に振舞う妹の事が、心配で可哀想で仕方がなかった。
おそらく人生の中で、こんなに泣いたことがないという位、泣いたな~。
今でも貴大のことを思い出すたびに、涙が出る。
今も涙が止まらない。
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