縄文時代の岩手県の御所遺跡では、竪穴式住居の屋根の上に土を載せ、断熱と隙間風防止の工夫を行っています。
また、同じく縄文時代の北海道・道南地区の大船遺跡の住居は、一つの家で、暖かい地下が冬の居住空間、風通しが良く涼しい地上が夏の居住空間と住み分けられるようになっています。
この考え方は、非常に合理的で、実際に現在の北海道や北欧では、冬の居住空間として地下室を多様しているケースも見られます。(我が家もそうです)
群馬県の中筋遺跡の住居にある1,2m以上の深さまで掘られた半地下は、地熱が利用でき、すきま風もありません。
土で作られた煙突付きのかまどは、調理と暖房兼用で、地下の床と壁の土はともに蓄熱対になっています。
このようなアイデアは現在の住宅にも受け継がれていますよね。
現在ドイツの超高断熱住宅「パッシブハウス」を勉強中です。
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