窓やドア、換気口に点検口、住宅の壁には、内外問わず様々な穴が開いています。
建築用語では、これらを総称して「開口部」といいます。
開口部の代表選手と言えば窓ですが、窓と言っても、サイズ、タイプなどにより、種類はいくつにも分けられます。
開き窓、引き違い窓、はめ殺し窓、これはタイプ。
防犯ガラス、複層ガラス、3重ガラス、これはガラスの種類。
細分化していくとキリがありません。
さらにドアならば、開き戸、引き戸、折戸、ガラス戸。
まずは、「そもそもその開口部は何のために必要なのか」を整理する事が重要になります。
通行。
まずは自分自身が通りたい。
視認。
窓の外を見たい、確かめたい。
彩光。
太陽の明るさが欲しい。
通風。
風を通したい、外の音を聞きたい。
ここにあげた4つの目的はすべて「何を通すか」です。
このうちのどれに「通過許可」を与えるか。
それを選択し組み合わせることが、さまざまな開口部をかたちづくる、第一歩になるんです。
この組み合わせを、一言で説明するのは、とても難しいですね。
逆に何を通したくないかを考えた方が、整理しやすいかもしれません。
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