屋根・軒

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今回は屋根と軒についてです。


雨が降ってきました。


傘を差しましょう。


なぜって?


服やカバンを、濡らしたくないからです。


それ以外の理由は、おそらくありません。


あれっ、あの人は傘をさしていませんね。


そうか、レインコートを着ているので、傘を差さなくてもいいわけだ。


建物になぜ屋根がついているかといえば、人と同じ、自分を濡らしたくないからです。


そう考えると「屋根の意味」も、おのずから明らかになります。


軒の出の深い屋根は、大きな傘を差しているのと同じですから、外壁が濡れにくく、傷みにくくなります。


ただ、「大きな傘は邪魔くさいな」という人もいるでしょう。


そんな時は、レインコートを着るように、防水性の高い材料を使ってください。


最近は光触媒が外装材の汚れを光で分解、雨で浮かせて流すようなタイプのものもあります。


いずれにしろ、降る雨はひたすら下へ流れ落ちます。


その流れに逆らわないようなデザインが必要になります。


現在建築中の北陽モデルハウスのエレベーション(立面)は、見たことのないデザインです。


構造見学会とオープンをお楽しみにしてください。

 

屋根と軒の設計は、デザインの検討と同時に、雨水をサッサと流す方法を考えていくのです。



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このページは、sakamotoが2010年3月 7日 06:20に書いたブログ記事です。

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