建物の中を人がどう移動するか、あるいはどう移動できるのか。
それを検討するために、平面図上に描く線を、動線といいます。
また、スペースの寸法、広さ、形などとは別に、スペース相互の関係を検討することを、動線計画といいます。
無駄なく安全に効率よく移動できるのはもちろんのこと、場合によってはまわり道や近道を設けたほうがいいことだってあります。
動線計画は複雑のように思われますが、実は動線の構成自体は大きく2つしかありません。
分かりやすく例えると、サルは木に昇ります。
けれど、どこかの枝の先で行き止まると、必ず引き返してきます。
クモは巣をつくります。
巣が完成すると、糸を使って縦横無尽に動き回ります。
糸の1本や2本切れたってノープロブレム、いくつかのルートが必ず見出せるはずです。
動線計画には、この2つの概念しかありません。
また動線計画の要は、いくつかのスペースに、2つ以上の出入り口を設けることですね。
千歳モデルハウスも、恵庭モデルハウスも動線に関して、かなりこだわりを持って創りました。
千歳モデルハウスの子供部屋は、秘密基地のイメージかな。
一度動線を意識して、モデルハウスを楽しんでみてはいかがでしょうか。
千歳北陽モデルハウスの看板です。
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