経営の成否は、トップの実力で多いに左右される。
長期的に考えれば、それは真実。
しかし短期的には、真実ではない。
経営とは面白いもので、トップの実力に関係なく、うまくいくことがある。
成功するために要因が、たまたま揃っていたり、時流やブームに乗ったり、ある一部の突出した能力が強くて全体の成功を支えていたりすると、成功してしまう。
成功したのか、成功しちゃったのか?
それは少なくとも10年以上継続してみなければ分からない。
たいていの成功は偶然である。
しかし多くの経営者は、少し経営がうまくいっただけで、自分の実力を過信してしまう。
いったん軌道に乗ったかに見えた会社が、失敗していく原因は、ここにある。
せっかく手に入れた成功のステップを自ら踏み外してしまうのは、とても悲しい。
偶然の成功に、酔っていないか?
「今は、自分の実力以上にうまくいっている。だから、努力し続けよう」
そうやって自分に厳しい目を持ち続けようと思う。
2012年12月16日。
今年も残り15日、頑張り続けます(炎)
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