会社に勤めていた最後の頃、価値観の違いもあり漠然と不安を感じていた。
年齢を重ね、地位が上がってくると、ノルマが増えていく。
効率や結果だけを求めて、本来対応しなければ行けない仕事やクルーの指導からも遠ざかるようになり、現場にも足が鈍った。
けれども、現場に身を置いていなければいけないとは感じていた。
まぁ、ブランドに胡座をかいていれば安泰でしたが、葛藤や苦しみのないところからは何も生まれない。
会社を辞め、ブレインを立ち上げたのも、自分をもう一度ゼロに戻したいという思いがあったから。
自分が圧倒的努力で取り組んだことに対しての結果を一度リセットして、また新しい無名に立ち向かう姿勢を見せることにした。
自己否定は、苦痛を伴う。
自分の力で獲得した結果であっても、そのことに寄りかかっていくことは、自分を堕落させる。それをゼロに戻したからこそ、より質の高い成果を得ることが出来た。
自分には届かないようなものをあえて選んで、それに届くような圧倒的努力をすればいい。
自分を信じて、信念を持って仕事をしてきた自信はある。
だから、私と仕事をしてきた仲間やお客様は、ブレインという建築会社を応援してくれたのだと思う。だから今後も苦境にいる時に、手を差し伸べてくれた人たちのことを、何よりも大切にしていきたい。
「お前も経営者になればわかる」といわれた言葉に対して、今思うことはたくさんある。
「お客様との約束は守る」 ここが守れなければ!!!
コメントする