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写真を撮るようになって、家の見方が変わりました。

坂本堅太

写真を撮るようになって、家の見方が変わりました。

2026.02.26
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休日の趣味として、カメラを持って風景や街並みを撮るようになりました。
何気ない光や空気感を切り取る時間は、とても心地よいものです。

そんな中で、ひとつ気づいたことがあります。
それは「家の見方が変わった」ということです。

■ 光の入り方で、空間の印象は変わる

写真は“光”がとても大切です。

朝のやわらかい光。
夕方のあたたかみのある光。
曇りの日の均一で落ち着いた光

同じ場所でも、光の入り方ひとつで印象は大きく変わります。

住宅も同じです。
窓の位置や大きさ、吹き抜けの有無、軒の出方によって、
室内の明るさや心地よさはまったく違ってきます。

「どこから、どんな光が入るのか」

それを意識するようになってから、
建物を見る目が少し変わったように感じています。

■ 素材の質感は、写真に正直に写る

カメラは、素材の質感をそのまま映し出します。

木のあたたかみ。
塗り壁のやわらかな表情。
タイルやアイアンの存在感。

良い素材は、光を受けたときの表情が豊かです。
逆に、表面だけを整えた素材はどこか違和感が残ります。

家づくりにおいても、
見た目だけでなく「質感」や「本物らしさ」を大切にすることの
重要性を改めて感じました。

■ 余白のある空間の美しさ

写真も、要素を詰め込みすぎると落ち着きません。
少しの“余白”があることで、被写体が引き立ちます。

住宅も同じです。

機能や収納を増やすことも大切ですが、
何も置かれていない空間の余裕があることで、
光や素材の美しさがより引き立ちます。

余白は、暮らしのゆとりにもつながるものだと感じています。

■ 完成ではなく、その先の暮らしを想像する

写真は、人が入った瞬間に空間に物語が生まれます。

家づくりも同じです。
完成時がゴールではなく、
そこから始まる暮らしこそが本番です。

家族が集まり、
季節の光が差し込み、
日常が積み重なっていく。

その時間まで想像しながら設計することが、
本当に心地よい住まいにつながるのではないかと思います。

■ 趣味から学んだこと

カメラはあくまで趣味ですが、
光の入り方、素材の質感、余白の大切さなど、
家づくりにも通じる視点を教えてくれました。

日常の中の小さな気づきが、
住まいづくりのヒントになることもあります。

これからも、
暮らしの中にある心地よさを大切にしながら、
一棟一棟、丁寧に向き合っていきたいと思います。

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