第6話 組織の人間関係
モチベーションとは、全力を尽くしたいと思う理由を生み出す何かである。
伸びている会社は働く人の意欲が高まる効果を,どう設定するかに苦心している。
意欲のない人はどうすればいいのか? そういう人は放っておく。
部下の考えが自分の考えと違うとき、部下の考えを変えようとするのではなく、部下の考えを受け止めなければいけない。
組織を発展させるには、部下を育てる人間がいるかいないかで決まる。
なぜ決めてくれないんだろう? なぜ自分で決めないのか? 君たちもっと仲良くやれよ?
打つべき手は、課長と部長の権限を明確にすること。
他の人に非があるからといって、自分が正しいとは限らない。
会社にとって社員を幸せにすることは、果たさなければいけない責任であって、成し遂げたい目的ではない。
企業の目的は事業を通じて喜ぶ人を増やすこと。また働く人は幸せになるために職場に来ているのではない。仕事をするために職場にいっているのだ。
優先すべきは人間関係ではなく仕事の成果。
たとえ仲が良くなかったとしても、成果が出ていればそれは良い人間関係である。
良い人間関係とは、人の好き嫌いや、仲の良し悪しに関わらず、仕事上、協力関係があるということ。
一人ひとりが他の部門の現状を理解して、他の人の仕事を理解して、一人ひとりが自発的に協力しようと思ってはじめて、そこに協力関係が生まれ、人も組織も力を発揮する。
他の部門に聴くこと
1. 私の部門が理解しておくべきことは何か
2. 私の部門が協力すべきことは何か
3. 私の部門があなたの部門に貢献できることはこれだ
上司が部下に聞くこと
1. 私に理解して欲しいことは何か
2. 私に協力して欲しいことは何か
3. 私が貢献できることはこれだ
部下が上司に聞くこと
1. 私が理解しておくべきことは何か
2. 私が協力すべきことは何か
3. 私が貢献できるのはこれだ
進みたい方向に向かって、建設的な改善案をぶつけ合う。
第7話 日本へのメッセージ
理論は実践できてはじめて価値がある。
コンサルタントは経営者から学び、経営者はコンサルタントを使え。
社会を創るのは、一人の非凡な力ではなく、大勢の平凡な絆である。
そのあなたがいまやリーダーである。
再度読み直して勉強になりました。