第3話 日本は世界の見本になる
明治維新は、知識こそが近代社会の基本的な資源であるという認識を基礎にした世界初の試み。
日本が明治維新で行ったことは、知恵を生み出していったこと。ありえもしない理想ではなく、かつて社会で行ったことを会社でも行うべき。
市場を作り出して、世界で買ってもらう。
発展途上国の人たちの中でも一番ニーズが高かったのは学習だった。物ではなく情報だった。ラジオという物体が欲しかったのではない。
経営者の仕事は、お客様に物を買っていただくことではなく、物を通してお客様に喜んでいただくこと。
今ないものを創り出すこと。
発展途上国が、発展途上にとどまっているのは、マネジメントがないから。
マネジメントする人がいなければ、原料も、お金も、技術も、知識がただあるだけで、価値を生み出すことはない。
マネジメントは、実体のないばらばらのものを、生きた一つのものにすること。
企業が生きる道は、シェアを奪い合い、他社に打ち勝つことではなく、常に新しい価値を社会に生み出していくことにある。
基本的なことですが、しっかりと認識しなければいけないですね。