どんなスポーツにおいてもそうなのだが、質の高い選手ほど余計な事を考えず、無理なくプレイするものです。ゲーム(レース)には瞬時に、しかも正確無比に反応する事が要求される。
トップ選手にそれが出来るのは、どんな場合にも気を散らさずに対応できるように、日頃からトレーニングしているからですよね。(これは質の高い大工さんや職人さんも一緒)
とすれば、集中力というのは、思考したり理論立てたりするよりも、むしろ無意識に近い事になる。つまり集中力とは問題のあらゆる面を熟考したり、分析したり、抽出してみたりするのとは全く逆なんですね。
スキーのレースでもそうなのですが、どんどんポールが迫ってきて無意識にカラダが反応した時の方が、タイムは確実に速い。インスペクションでポールセットを完璧に理論立てて、頭であれこれ考える余裕のあるレースの時ほど、あまりタイムが良くない。
つまりああでもないこうでもないと考えるより、カラダの動きを妨害さえしなければ、意識して滑ろうとしない方が、かえって自然に良い滑りが出来る様な気がする。
おそらく無意識になる事によって、自分の持っている本当の技能を発揮させる事ができるのかもしれない。要するに無意識とは、まさしくレース中に何も考えず、カラダの赴くままに任せるということなのかも・・・。
当然ですが、トレーニング時には常に問題意識を持ち続けることが必要です。
FSCで江川君と一緒に、カッチリトレーニングしてきました。
腰にあまり負担をかけないように、地味トレとしたのですが、それでもかなりきつかったです。
高精度筋力計でのデータも、少し落ちていました・・・。(涙)
なんだか楽しそうな2人ですね!(笑)