階段は昇るもの?下りるもの?
階段といえば、「昇るもの」というイメージを抱きがちです。その連想から
段を積み上げていくのが階段だと思いがちですが・・・
実は階段は「降りること」をイメージしたほうがよいのです。床が突然抜け落ちた
みたいに・・・少し言葉では伝えずらいのですが・・・
下階の床がせり上がっても、上階に昇ることはできません。(行き止まり)
けれど、上階の床が1段ずつ落ちてくれば、そのまま上へ抜け出ることが出来ますよね。
(2階の床が落ちてきた?もとをただすと、上階の床) こんなイメージでだと分かりやすいかな?
また人は、階段を使って垂直移動をしながら、同時に水平移動もしています。
(1つ昇るたびに水平も1つ移動)。そのため、直階段タイプの階段であれば、
最後まで昇りきったら廊下を水平移動してスタート地点の真上からあらためて
昇らなければなりません。
その手間を省いたのが折れ曲がり階段です。
簡単にいえばスタートとゴールが平面的にズレルのか、ズレナイのか。
話はそれますが、階段を使った印象的なシーンって結構ありますよね。
階段って、プランニングの隠れた主役なんです。